1960年代の映画「若大将シリーズ」で一世を風靡し、シンガーとしても数えきれないほどのヒットを世に送り出してきた加山雄三(かやまゆうぞう)さん。

俳優としてはドラマ「華麗なる一族」などで知られ、シンガーとしての代表曲には「君といつまでも」や「サライ」といった名曲が並びます。
そんな加山雄三さんを育てたご実家や、ご両親はいったいどんな方たちだったのでしょうか?
今回は加山雄三の父は俳優の上原謙!母や兄弟など実家の家族もまとめた!
ということで、ここからは加山雄三さんのご実家・ご両親・兄弟姉妹といった家族まわりの情報をじっくり調べてみました。
目次
加山雄三の実家はお金持ち?
はじめに、加山雄三さんのご実家がどんな場所だったのかを見ていきましょう!
加山雄三の実家の場所は神奈川県茅ケ崎町
加山雄三さんのご実家があったのは、神奈川県の茅ヶ崎市だと言われています。
しかも茅ヶ崎には、加山雄三さんの生家があったことにちなんで「雄三通り」と名付けられた通りが実在します。

この通り、じつは「雄三通り」になる前は、お父さんで俳優の上原謙さんにちなんで「上原謙通り」と呼ばれていた時期もあったのだとか。
通りの名前として親子そろって地元に刻まれているくらいですから、加山雄三さんのご実家が茅ヶ崎市にあったのは、まず間違いないと言ってよさそうですね。
なお、生家のあった土地は今ではマンションへと姿を変えているそうです。
加山雄三さんが茅ヶ崎へ移り住むまでの足取りをたどると、こんな流れだったようです。
- 生後8か月ごろまで:横浜市で暮らした
- 1歳9か月ごろまで:田園調布へ移って暮らした
- 幼いころは大腸カタルという病を患い、体が弱かった
- そんな息子の体を案じた上原謙さんが、環境のよい茅ヶ崎へ引っ越しを決めた
- 31歳ごろまで:この茅ヶ崎の実家で過ごした
という、健康にまつわるエピソードが残っていました。
加山雄三の実家はお金持ち?
結論から言うと、加山雄三さんはお金持ちの家から一転して、約23億円という途方もない借金を背負うことになる、波乱万丈な家庭で育ったようです。
もともとお父さんの上原謙さんが名の知れた俳優さんでしたから、家計にはかなりの余裕があったといいます。
ところが、加山さん自身も関わった「パシフィックパークホテル茅ヶ崎」というホテル事業が、1970年に倒産してしまったのです。
加山雄三さんはこの運営会社の役員(監査役)に名を連ねていたため、裕福だった暮らしから一転、約23億円もの負債を背負うことになったそうです。
テレビ番組「徹子の部屋」に出演した際には、加山雄三さんが当時のことをこんなふうに振り返っていました。
倒産騒動が起きたのは、結婚した年。カミさんは僕より10歳下で、映画の共演で知り合った頃は、まだ17歳だった。5年くらいしてから結婚しましたが、いきなりどん底に。
返済に追われ、関係者に頭を下げて回ったという話からも、もとは裕福だった家が事業の失敗で一気に傾いてしまうという、なかなか壮絶な道のりだったことがうかがえますね。
ちなみにこの借金、加山さんはおよそ10年がかりで完済したと語っています。
加山雄三の実家の両親(父・母)はどんな人?
続いて、加山雄三さんのお父さん・お母さんがどんな人物だったのかも掘り下げてみました!
加山雄三の父親は大物俳優!
加山雄三さんのお父さんは、戦前戦後を代表する大物俳優・上原謙(うえはらけん)さんです。


まずは基本のプロフィールから見てみましょう。
- 本名:池端 清亮(いけはた きよあき)
- 生年月日:1909年11月7日
- 没年月日:1991年11月23日(82歳没)
- 出生地:東京府東京市牛込区(現在の東京都新宿区)
- 学歴:立教大学卒業
- 職業:俳優
- 活動期間:1935年 – 1991年
- 配偶者:小桜葉子(死別)、大林雅美(離婚)
- 子:加山雄三(俳優)・池端亮子・仁美凌(女優)
- 孫:山下徹大(俳優)・梓真悠子(元タレント)・池端えみ(女優)
こうして並べてみると、やはり目を引くのはそのルックスの良さですよね。
「絶世の美男子」とまで言われ、戦前戦後の映画界であっという間にスターの座へと駆け上がった人物でした。
加山さんとはまた違ったタイプの二枚目で、くっきりとした目鼻立ちの整った顔立ちから、日本映画史に残る屈指の二枚目俳優として絶大な人気を誇りました。
1937年には妻・小桜葉子さんとの間に長男の加山雄三さんが、その約4年後には長女の池端亮子さんが生まれています。
その後、妻の小桜葉子さんを心不全で亡くした上原謙さんは、1975年に38歳も年下で元クラブ歌手の大林雅美(おおばやしまさみ)さんと再婚しています。
雅美さんとの間には娘さん(後述する仁美凌さん)をもうけましたが、やがて衝突が増えていき、1991年6月に離婚にいたりました。
離婚後は息子である加山さんのもとに身を寄せたものの、同じ1991年の11月に急性心不全で亡くなっています。
加山雄三の母親は子役から活動をスタート!
加山雄三さんのお母さんは、女優の小桜葉子(こざくらようこ)さんです。


プロフィールはこちら。
- 本名:池端 具子(いけはた ともこ)
- 生年月日:1918年3月4日
- 没年月日:1970年5月12日(52歳没)
- 出生地:東京府東京市麹町区霞ヶ関(現在の東京都千代田区霞が関)
- 職業:女優(子役タレントから活動をスタート)
- 活動期間:1925年 – 1936年
- 配偶者:上原謙(死別)
さらに驚くのが家系で、小桜葉子さんの曾祖父にあたるのが、明治を代表する元勲・岩倉具視(いわくらともみ)公だというのです。
母親も「青木しのぶ」の名で活動した松竹の女優、1歳下の妹・小桜昌子さんも松竹の女優、その夫(義弟)も俳優の三原純さんという、まさに芸能一家の中で育ったようです。
加山雄三の両親のエピソードも紹介!
ここからは、加山雄三さんとご両親にまつわるエピソードをいくつかピックアップしてご紹介しますね。
上原謙さんの女性関係は派手だった!
お父さんの上原謙さんは、女性関係がかなり華やかだったことで知られています。
二枚目俳優として一時代を築いた上原謙さんですが、その一方で女癖の悪さでも名前が挙がる人物だったといいます。
実際、夫のたび重なる女性問題に思いつめた小桜葉子さんは、幾度か自ら命を絶とうとしたことがあったとも伝えられています。(このあたりは出典によって温度差があり、断定はできない部分です。)
それが直接の原因かどうかまではわかりませんが、小桜葉子さんは52歳という若さで、心不全のため帰らぬ人となりました。
父親の女性問題に苦しむ母親の姿を間近で見て育ったからこそ、加山雄三さん自身には浮いた報道がほとんど出ないのかもしれませんね。
小桜葉子は由緒ある家系の出身!
続いて、お母さん・小桜葉子さんの華麗な家系についてもう少し詳しく見ていきましょう。
曾祖父・岩倉具視公の子で、葉子さんの祖父にあたるのが岩倉具定(いわくらともさだ)氏。第4代宮内大臣や貴族院議員を務めた政治家です。葉子さんのお父さんは、その具定氏の息子(五男)の岩倉具顕(ともあき)氏にあたります。


さらに、旧皇族の東伏見宮依仁親王妃周子(よりひとしんのうひ かねこ)殿下が、葉子さんの父方の伯母にあたるそうです。


一方、母方をたどると、葉子さんのお母さんは「青木しのぶ」の芸名で活動した女優・江間光子(えまみつこ)さん。その父(葉子さんの母方の祖父)は弁護士で政治家の江間俊一氏だといいます。
葉子さんの妹・小桜昌子さんも女優として活動し、その夫である三原純さん(のちの青山五郎さん)も俳優というのですから、本当に驚きの一族ですよね。
そして昌子さん夫妻の息子が、グループサウンズ「ザ・ランチャーズ」の元メンバーで音楽プロデューサーの喜多嶋修さん。加山雄三さんから見ると、母方のいとこにあたります。
ちなみに、その喜多嶋修さんの長女が、元タレントの喜多嶋舞さんです。
そして、上原謙さん・小桜葉子さん夫妻から見たお孫さん(=加山雄三さんのお子さん世代)には、
- 池端信宏さん(映像作家)
- 加山徹さん(俳優)
- 池端えみさん(女優)
- 梓真悠子さん(料理研究家・タレント)
といった顔ぶれが並び、芸能・文化の世界で活躍する人を挙げだすとキリがありません。
こうして見てくると、小桜葉子さんの家系がいかに華麗なものか、よく伝わってきますよね。
小桜葉子は美容体操の先駆けだった?
小桜葉子さんは戦後になると、美容体操の世界に足を踏み入れます。
独自の「小桜式整美体操」を考案し、女性が美しさを保つための教室を開いたのです。
著書として「よりすこやかに」や「いつまでも若く美しくあるための食事療法と整美体操」なども刊行しています。
教室の評判は全国へと広がり、「小桜式プッシュ体操」と銘打ったメソッドはテレビや雑誌でも大きな話題を呼んだそうです。
実際、息子の加山雄三さんと並んでいても、まるで姉と弟のようにしか見えなかったとも言われているほどです。
その若々しさの裏には、健康や美容への意識の高さと、日々の努力がぎっしり詰まっていたのでしょうね。
加山雄三の兄弟姉妹も調査!
最後に、加山雄三さんに兄弟姉妹がいるのかどうかも調べてみました!
加山雄三の兄弟姉妹は1人の妹と1人の異母妹!
加山雄三さんには、実の妹がひとりと、異母妹がひとりいます。
それぞれ順番にご紹介していきますね。
加山雄三さんの実の妹は池端亮子さん
加山雄三さんの実の妹は、池端亮子(いけはた りょうこ)さんです。
加山雄三さんの4歳下なので、2026年時点では85歳前後ということになりますね。
亮子さんは、アメリカ人作詞家のマイケル・ルノー氏と結婚し、のちに離婚されています。
このご縁もあって、加山雄三さんの楽曲を英語的な表現に仕上げる際には、ルノー氏のサポートを受けていたとも言われています。
ところが2016年9月、週刊文春が加山雄三さんの作詞をめぐる「ゴーストライター疑惑」を報じ、話題になりました。
記事によると、加山雄三さんがルノー氏に対して、
君はこれまでと同じように僕のゴーストライターでいてくれなければいけないんだ。
といった趣旨の英語のやり取りが残っていた、という内容だったそうです。
ただ、加山雄三さん側はこの報道をはっきりと否定しており、あくまで「疑惑」の域を出ない話です。とはいえ、このゴーストライター騒動は、ファンの間でも衝撃的な出来事として記憶に残っているようですね。
加山雄三さんの異母妹は仁美凌さん
加山雄三さんの異母妹は、仁美凌(ひとみ りょう)さんです。


お父さんの上原謙さんと、再婚相手の大林雅美(おおばやし まさみ)さんとの間に生まれた娘さんです。
1980年11月3日生まれと、加山さんとは43歳も年が離れているため、妹というよりも娘や孫に近い感覚なのかもしれませんね。
仁美凌さんもタレントとして活動していましたが、2013年11月29日に覚せい剤取締法違反の疑いで逮捕され、当時の夫で俳優の若山騎一郎さんも同じ容疑で逮捕されています。
なお、加山雄三さんと仁美凌さんはすでに関係が途絶えているとも言われていますが、これは確証のある情報ではないため、あくまで噂程度に受け止めておくのがよさそうです。
まとめ
今回は加山雄三の父は俳優の上原謙!母や兄弟など実家の家族もまとめた!
ということで、加山雄三さんのご実家やご両親(父・母)、兄弟姉妹といった家族にまつわる情報をお届けしました。
- 加山雄三の実家は裕福だったが、ホテル事業の倒産で約23億円もの借金を背負うことになった(のちに約10年で完済)
- 加山雄三の父親は大物俳優の上原謙である
- 加山雄三の母親は大物女優の小桜葉子である
- 加山雄三の父親である上原謙はイケメン俳優として注目されていたが、女癖の悪さも有名だった
- 加山雄三の母親・小桜葉子は子役から活躍し、後年は美容体操の講師としても活動していた
- 加山雄三の母方の家系は華麗で、曾祖父はあの岩倉具視公だった
- 加山雄三の実の妹は池端亮子である
- 実妹・池端亮子の元夫(マイケル・ルノー氏)をめぐり、加山雄三の作詞にゴーストライター疑惑が報じられた(加山側は否定)
- 加山雄三の異母妹は仁美凌である
といった内容が見えてきました。
それでは、最後までお読みいただきありがとうございました。