広島東洋カープ監督の新井貴浩(あらい たかひろ)さん。

2023年から指揮を執り、2026年シーズンは4位(61勝78敗4分)。3年連続のBクラスとなりましたが、球団は来季の続投を決め、2027年は就任5年目を迎えます。
「新井貴浩さんは元韓国人?」という話について、わかっていることは次の3点です。
- 2016年、韓国の中央日報が「新井は在日(韓国名パク・グィホン)」と報じた
- ただし、本人や球団が出自を公表したことはない
- 「2004年6月に帰化した」という話は、大手の報道では伝えられていない
このほか、父・浩吉さん、母・美智子さん、弟で1軍打撃コーチの良太さん、2人の息子さんについても紹介していきます。
新井貴浩は元韓国人?

韓国人なの?
ネットでは、こんな声をよく見かけます。
中央日報が「在日」と報じた
きっかけは、2016年9月12日の韓国・中央日報の記事です。広島が25年ぶりにリーグ優勝を決めたことを伝える記事の中で、「広島出身の新井は在日(韓国名パク・グィホン)だ」と書かれていました。
中央日報が記した韓国名はカタカナの「パク・グィホン」ですが、日本のネット上では「朴貴浩(パク・グィホ)」と書かれることが多く、どちらが正しいのかははっきりしません。
帰化したのはいつ?
ネットでは「2004年6月に日本に帰化した」と書かれています。ただ、この時期を伝える大手の報道や公的な記録は見つかりませんでした。
新井貴浩さんは2006年のWBCや2008年の北京五輪に日本代表として出場しているので、その時点で日本国籍だったと考えられます。帰化によって取得したのか、いつ取得したのかはわかっていません。
なお、「在日」と報じられたことと「以前は韓国籍だった」ことは同じではありません。「元韓国人?」という疑問については、在日韓国人と報じられたことはありますが、以前の国籍や帰化の経緯は明らかになっていません。
韓国の高校野球大会に出場
韓国メディアによると、広島工業高校時代の1994年、在日韓国人の選手として韓国の高校野球大会「鳳凰大旗」に出場したそうです。
出自は本人が公表したものではない
在日という話はどれも報道から出たもので、監督4年目を終えた2026年10月16日時点でも、新井貴浩さん本人や球団が出自について話したことはありません。
新井貴浩のプロフィール
- 名前:新井貴浩(あらい たかひろ)
- 生年月日:1977年1月30日
- 出身:広島県広島市佐伯区
- 学歴:広島工業高校 → 駒澤大学
- 経歴:1998年ドラフト6位で広島入団 → 2008年阪神 → 2015年広島復帰 → 2016年セ・リーグMVP → 2018年引退 → 2023年から広島監督
生まれ育ったのは広島市佐伯区です。最初は広島市立天満小学校に通い、小学4年のときに広島市立五月が丘小学校へ転校しました。中学も地元の五月が丘中学校です。
実家は、この五月が丘の住宅地にあるとみられています。ネットでは、地図サービスで撮られた家の外観が「新井貴浩さんの実家」として出回っています。


小学校の卒業時には、将来の夢に「プロ野球の選手になる」と書いていたそうです。
2016年には広島県民栄誉賞も受賞しています。
新井貴浩の父親はどんな人?
父・浩吉さんの夢は「赤ヘル戦士」
お父さんは新井浩吉さんです。


2018年に新井貴浩さんが引退したとき、お父さんはスポーツ報知に手記を寄せました。その中で、自分の夢についてこう書いています。
私はカープの選手になるのが夢で、広島の山陽高校に野球特待生として入学しました。でも家計が苦しい。働かざるを得なくなり、数か月で中退しました。その時から胸に秘めていました。「息子ができたら赤ヘル戦士になってほしい」と。
手記では、広島が初優勝した1975年に旧市民球場へ日本シリーズを観に行き、「ちょうどその時、女房のおなかの中にいたのが貴浩です」とも書いています。ただ、新井貴浩さんは1977年1月生まれなので、時期は合いません。お父さんの記憶違いかもしれません。
「契約金はいりません」
プロ入りのときには、お父さんがスカウトに「契約金はいりません。息子の夢をかなえてください」と頭を下げたとも報じられています。
阪神に移籍したときには、広島ファンから厳しいブーイングを浴びました。お父さんの手記によると、それを見てお母さんと妹は泣き出したそうです。お母さんは、そのときの応援団の旗を8年間保管して、のちに応援団に返したといいます。
2018年11月3日、日本シリーズ第6戦が新井貴浩さんの最後の試合になりました。客席で見届けたお父さんは、手記を「貴浩、本当にありがとう!今度、一緒にゴルフに行こうな」と締めくくっています。
父親の職業は公表されている?
お父さんの具体的な勤務先や職種は公表されていません。わかっているのは、高校を数か月で中退して働き始めたということまでです。
ネットでは、中学生のころに隠れてガムを食べていたのを厳しく叱られた、人のせいにすることを許さなかった、という厳しい父親像も広まっていますが、新井貴浩さんやお父さん自身が語った話かどうかはわかっていません。
新井貴浩の母親はどんな人?
母・美智子さん
お母さんは新井美智子さんです。


監督就任の報告を受けたときのことを、お母さんは中国新聞の連載でこう振り返っています。
「『母さん、監督要請を受けたから』との報告に、おめでとうという言葉が出ませんでした。『あ、そう…』。貴浩が背負っている運命を思いました」
2026年のNumberの記事では、子どものころの新井貴浩さんについて「妹や弟のことを気にしながら、振り返りながらという感じだったように思うんです」と話しています。アンティーク家具や園芸、映画が好きなお母さんだそうです。
思い出のカレー
野菜が苦手だった新井貴浩さんも、カレーにすれば野菜を食べられたそうです。2019年には、この思い出をもとにした「新井貴浩 全力カレー」も発売されています。
ネットでは、お母さんが野菜の形がなくなるまで煮込んでくれた、実家に帰るとお好み焼きを作ってもらう、という話もありますが、どちらも誰が伝えた話なのかは不明です。
両親はカープファン
ご両親はそろってカープファンで、子どものころは市民球場によく通っていたそうです。ネットでは、帰り道にお父さんと1キロほど走って競争したことを作文に書いた、夏休みには三段峡へ川遊びに行った、高校時代は「100m道路」を自転車で通った、という話も出回っていますが、どこで語られたものかは不明です。
父方・母方のおばあさんはどちらも被爆者で、新井貴浩さんは子ども向けの取材で「野球ができ、学校に行け、ごはんが食べられる幸せを感じました」と平和への思いを語っています。
新井貴浩の兄弟は妹と弟
新井貴浩さんは3人きょうだいの長男で、妹と弟がいます。妹さんは一般の方で、名前などは公表されていません。
弟・新井良太さんは1軍打撃コーチ
7歳下の弟は、元プロ野球選手の新井良太さんです。


中日、阪神でプレーし、阪神時代の2011年には兄弟で同じチームに在籍。この年には兄弟がそれぞれサヨナラ打を放ち、当時のスポーツニッポンは「同年同一球団は史上初」と伝えています。引退後は広島のコーチを務め、2025年11月には2軍から1軍打撃コーチに配置転換。プロ野球史上初の「兄弟で1軍の監督と打撃コーチ」になりました。
ネットでは、良太さんもお兄さんと同じ時期に帰化していて、韓国名は「朴良太(パク・リョウタ)」だとも言われています。こちらも良太さん本人が語った話ではありません。
兄について聞かれた良太さんは、こう話しています。
最高の兄ですし、最高の男、僕の1番の味方で、兄の1番の味方は僕だと思っています。
2024年5月には、元RCCアナウンサーの河村綾奈さんとの結婚を発表しました。新井貴浩さんは「兄としてうれしく思います。おめでとう」とコメントしています。
新井貴浩の妻と息子
妻・裕美子さん
新井貴浩さんは2003年12月、千葉市出身のモデルだった裕美子さんと結婚しました。
ネットでは「旧姓は大橋」「駒澤大学の同期」とも書かれていますが、資料によって内容が食い違っていて、はっきりしません。ネットでは、こちらの写真が奥さんだとも言われています。


ただし、裕美子さん本人の写真だと本人や球団が認めたものではありません。
長男・亮規浩さんはドラフト候補
長男の亮規浩(あきひろ)さんは、関西学院高校から関西学院大学に進み、内野手として野球を続けています。背番号は父と同じ25です。


2026年秋はドラフト候補として注目され、プロ志望届を出す意向が報じられました。新井貴浩さんは「お前の後悔しないようにやれ」と声をかけたそうです。10月11日には、観戦に訪れた父の前で先制のタイムリーツーベースを放っています。
次男・颯真さん
次男の颯真(そうま)さんは、甲南高校で投手兼内野手として野球をしていました。


2024年夏の兵庫大会では5回戦で敗れ、「勝てなかったことが一番、悔しいです」と話しています。その後は関西大学の野球部に入ったと報じられています。
まとめ
今回は「新井貴浩は元韓国人?実家の父親の職業や母や兄弟など家族もまとめた!」と題して、新井貴浩さんの家族についてまとめました。
- 2016年に中央日報が「在日」と報じたが、本人や球団が出自を公表したことはない。帰化の時期を伝えた大手報道はない
- 父・浩吉さんはカープの選手になる夢を高校中退であきらめ、「息子を赤ヘル戦士に」と願っていた
- 父の職業は公表されていない
- 母・美智子さんは、監督就任の報告に「おめでとう」が言えなかったと振り返った
- 7歳下の弟・良太さんは広島の1軍打撃コーチ
- 長男・亮規浩さんは関西学院大の内野手で、2026年のドラフト候補
以上の内容がわかりました。
それでは、最後までお読みいただきありがとうございました。