元宝塚歌劇団宙組の娘役、有愛きい(ありあ きい)さん。

2017年に103期生として宝塚歌劇団に入団し、宙組の娘役として舞台に立っていました。2023年9月30日、宝塚市の自宅マンションで亡くなっているのが見つかりました。25歳でした。その後、劇団は上級生によるパワハラと過重労働を認め、2024年3月に遺族に謝罪しています。
家族はこの顔ぶれです。
- 父:一般の方。京都の老舗の漬物屋を営む家
- 母:一般の方。宝塚が好きだった
- 妹:双子の妹で、元雪組の男役・一禾あおさん
- 実家:京都市
有愛きいのプロフィール
- 芸名:有愛きい(ありあ きい)
- 生年月日:1998年4月22日
- 出身:京都府京都市
- 経歴:2015年に宝塚音楽学校に入学、2017年に103期生として入団し宙組に配属

本名は「井上奈美」さんと言われていますが、劇団や遺族が公表したものではありません。
有愛きいの実家は京都の漬物屋
140年以上続く老舗の長女
有愛きいさんは、京都市で140年以上続く老舗の漬物屋の長女として生まれました。2023年10月の文春オンラインがそう伝えていて、ご両親の自宅も京都にあると報じられています。
「近為」と言われる理由
ネットでは、この漬物屋は京都市上京区の「京つけもの処 近為(きんため)」ではないかと言われています。
近為は1879(明治12)年創業の漬物の老舗です。京都本店のほか、亀岡の工場直売所があり、以前は東京・深川にも食事処を出していました。

近為だと言われる理由として挙げられているのは、次のような点です。
- 本名とされる「井上」と、近為の創業者・井上為次郎さん、今の社長の井上清孝さんの名字が同じ
- 亡くなった翌日の2023年10月1日、亀岡の工場直売所が臨時休業していた
- 京都のもう1軒の「井上」の漬物店は、社長の年齢が親の世代と合わない
- 雪組トップの彩風咲奈さんが、近為の漬物にはまっていると話していた

ただ、近為の名前を出して報じたニュースはありません。臨時休業のお知らせはもう消えていて、休みの日付も伝わり方がまちまちです。挙げられている理由はどれも状況から考えた推測で、近為の社長が有愛きいさんのお父さんだと決める材料にはなっていません。

実家はお金持ち?
有愛きいさんの実家は、お金持ちだと言われています。
ファン有愛きいの実家はお金持ち?!
理由として挙げられているのは、次の3つです。
- 老舗の漬物屋を営む家に生まれた
- 双子の姉妹そろって私立の中学に通い、宝塚音楽学校にも入った
- 宝塚市で、お父さんが持つマンションに姉妹で住んでいた
姉妹は京都の私立ノートルダム女学院中学に通っていたと言われています。


学費は3年間で1人340万円ほどとされ、さらに2人とも宝塚音楽学校に入っています。


京都の「諏訪ミュージカルスクール」にも通っていたという話があります。


宝塚市のマンションについては、文春オンラインが「お父さんが所有するマンションに2人で暮らしていた」と伝えています。武庫川沿いに建つ18階建てで、近所の人は「姉妹2人で仲良く歩いているのをよく見かけました」と話していました。父親の名義で、価格は4500万〜6500万円という話もありますが、これは報道で確かめられていません。
有愛きいの両親はどんな人?
娘の宝塚入りを喜んだ父
お父さんは一般の方で、名前も顔写真も出ていません。ネットでは近為の社長・井上清孝さんではないかとも言われますが、これも名字や時期の重なりから出た推測です。
一家を知る人は、文春オンラインの取材にこう話していました。



お父さんが「娘が宝塚に入ったんだ」って嬉しそうに話していました
おじいさんも、7年ほど前に近所の居酒屋で「孫が宝塚に入ったんや〜」と話していたそうです。集英社オンラインがこの話を伝えたと言われています。
宝塚が好きだった母
お母さんも一般の方で、顔写真は表に出ていません。家業を支えているという話もありますが、確かではありません。
宝塚が好きだったのは、お母さんのほうでした。



もともとお母さんが宝塚に熱心でした。小さい頃から可愛らしくてね。
宝塚好きのお母さんのもとで育った双子の姉妹は、そろって宝塚をめざしました。ご両親は9月30日、娘2人の舞台を観に行く予定だったと伝えられています。
有愛きいと母親のLINE
母に送ったメッセージ


宙組で娘役を務めていた有愛きいさんは、上級生からのいじめやパワハラ、長時間の労働に追い詰められていました。2021年8月には、上級生にヘアアイロンで額をやけどさせられています。そのときはお母さんに「やけどさされた」「ちゃいろになってる」「わざとな気がする」と送っていました。


2023年の夏には退団するつもりでした。ですが、同期の2人が辞めると知り、新人公演の長として退団を翌年の春に延ばします。そのころ、お母さんにはこんなLINEを送っていました。



「ごめんな、やめたいやめたいいって。もう決めたから言いに行くわ。今まで支えてくれてありがとう」
「きのうでもう結構きつくて、(中略)やめたら、すっきりすると思う」
ご両親は、こう伝えたそうです。



そんな所へ行かなくていい、もう辞めたらいい
ですが、有愛きいさんは泣きながらこう答えたといいます。



そんなことをしたら上級生に何を言われるか、何をされるか分からない、そんなことをしたらもう怖くて劇団には一生行けない。
9月29日、有愛きいさんはお母さんにこうメッセージを送りました。



「28日夜にはマンションから飛び降りることを決めていた。精神的に崩壊している」
翌30日の朝、マンションの敷地内で倒れているのが見つかりました。
劇団が謝罪するまで


2023年11月、遺族の代理人の川人博弁護士は会見を開き、時間外労働は月250時間を超え、睡眠は3時間ほどだったと説明しました。一方、劇団の調査報告書は過重労働を認めたものの、いじめやパワハラは「確認できなかった」としています。
遺族は12月にLINEのやりとりやヤケドの写真を公開し、15のパワハラ行為を挙げた意見書を出しました。その会見では「いまでも娘からのLINEを、電話を、そして、帰ってくる足音を待ち続けています」というコメントも出しています。
2024年3月28日、阪急阪神ホールディングスの会長と社長が遺族に会って謝罪し、合意書を結びました。劇団は14項目にまとめたパワハラをすべて認め、上級生や演出家ら6人が謝罪文を出しています。


合意のあと、お母さんはコメントを出しました。
娘を想わない日はありません。娘に会いたい、抱きしめたい、ここに居てくれたらと一日のうちの瞬間、瞬間に何度も思っています。
「娘は決して弱かったわけでも、我慢が足りなかったわけでもありません」と書き、過酷な環境でも笑顔で舞台に立っていた娘を「誇りに思っています」とつづっていました。
宝塚歌劇団は2025年7月に株式会社になり、劇団員と雇用契約を結ぶなどの改革を進めています。2024年3月のコメントのあと、遺族が新しく出したコメントは、2026年10月17日時点で伝えられていません。
有愛きいの妹は一禾あお
双子の妹も元宝塚
有愛きいさんには、双子の妹の一禾あお(いちか あお)さんがいます。


- 芸名:一禾あお(いちか あお)
- 生年月日:1998年4月22日
- 経歴:2016年に102期生として入団し、雪組の男役に
本名は井上茉美さん、身長は171cmと言われています。


姉妹は一緒に102期の試験を受けましたが、有愛きいさんは最終試験のころにアキレス腱を痛めて受験をあきらめ、翌年103期で合格したと言われています。宝塚では、宝塚大劇場の近くのマンションで2人で暮らし、その日の出来事や悩みを何でも話していたそうです。
姉が亡くなった翌日も舞台に
姉が亡くなった翌日の2023年10月1日、一禾あおさんは宝塚バウホールの「宝塚舞踊会」に出演しました。3人で踊る演目で、周りは休むよう勧めましたが「ほかの2人の迷惑になるから」と舞台に立ったそうです。これが最後の舞台になりました。
その後は雪組の公演を休み、2024年5月21日付で退団しています。
妹の声明「姉の命に向き合ってください」
2024年2月27日、一禾あおさんは、まだ劇団員の立場で声明を出しました。


宝塚歌劇団は、日常的にパワハラをしている人が当たり前にいる世界です。(中略)宝塚は治外法権の場所ではありません。宝塚だから許される事など一つもないのです。
引用:https://www.kobe-np.co.jp/news/culture/202402/0017373803.shtml
「姉の命の重さを何だと思っているのでしょうか」と劇団の姿勢を批判し、最後にこう訴えています。



大切な姉の命に向き合ってください。


退団後の一禾あおさんの活動は、報じられていません。
まとめ
今回は「有愛きいの実家は京都の漬物屋!両親(父・母)の顔画像や兄弟も調査!」と題して、有愛きいさんの家族についてまとめました。
- 実家は京都市で140年以上続く老舗の漬物屋。「近為」という説はネットの推測で、報道では確かめられていない
- 宝塚市では、父が持つマンションで双子の妹と暮らしていた
- 父は娘の宝塚入りを喜び、母はもともと宝塚が好きだった
- 母とのLINEには、やめたい気持ちと劇団への恐怖がつづられていた
- 2024年3月に劇団はパワハラを認めて遺族に謝罪した
- 双子の妹は元雪組の一禾あおさんで、2024年5月に退団した
以上の内容がわかりました。
それでは、最後までお読みいただきありがとうございました。